【データセンターコンファレンス2016 Autumn】データセンター/クラウドネットワーキングの最適解 実導入レベルへと成熟した、SDNの最新動向

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[EVENT REPORT]データセンターコンファレンス2016 Autumn
データセンター/クラウドネットワーキングの最適解
実導入レベルへと成熟した、SDNの最新動向
日本アルカテル・ルーセント株式会社(A Nokia Company)

近年、SDN技術は現実的に利用可能なレベルへと成熟しており、トライアルの段階からビジネスを支えるネットワーク基盤として導入が進んでいる。SDN/クラウド関連のネットワーキング製品「Nuage Networks」を展開する日本アルカテル・ルーセントの鹿志村氏が、SDNを使用したデータセンター/クラウドネットワーキングの最新状況と今後の展望について語った。

ますますスピードと効率性が求められる
データセンター/クラウドサービス

日本アルカテル・ルーセント(A Nokia Company) IP/オプティカルネットワークス本部長 鹿志村康生氏
日本アルカテル・ルーセント(A Nokia Company)
IP/オプティカルネットワークス本部長
鹿志村康生氏

 近年、データセンターやクラウドには、サービスやアプリケーションに対して、迅速な展開と運用の効率性がますます求められるようになっている。そこで課題として浮上しているのが、ネットワークの設定や運用の煩雑さだ。実際、仮想サーバのポートや仮想スイッチの設定、物理ネットワークとの接続、既存のVLANとの連携等、行うべき作業は枚挙に暇がない。加えて、これらの作業は、いまだ専任のネットワークエンジニアに頼らざるをえないのも実情だ。すなわち、サーバやストレージ同様、ネットワークも仮想化され、誰もが簡単に使えるようにしなければならない。

 「対して、ネットワークを仮想化し、ソフトウェアによる動的な制御を可能とするSDNであれば、ネットワークの設定から構築まで自動化され、運用の効率化が図れると共に、サービスやアプリケーションを迅速に提供できるようになります」と訴えるのが鹿志村氏である。

 このようなSDNを実現するソリューションを提供しているのが、アルカテル・ルーセントIPルーティング製品事業部門の社内ベンチャーとして2012年に誕生したニュアージュネットワークス(Nuage Networks)だ。現在では、2016年1月にアルカテル・ルーセントと合併したノキアのSDN/クラウド関連のネットワーキング製品ブランド「Nuage Networks」として展開されている。

基幹プラットフォーム「VSP」を軸に
仮想ネットワークの自動化/最適化を実現

 Nuage Networksのソリューションは、大きく、仮想ネットワークにおける自動化/最適化を担う基幹プラットフォームの「VSP(Virtualized Services Platform)」、仮想ネットワークを企業拠点にも延伸させるSD-WANソリューション「VNS(Virtualized Network Service)」、仮想ネットワークの可視化・解析支援ツール「VSAP(Virtualized Services Assurance Platform)」の3つが用意されている。本稿では、主要なプラットフォームとなるVSPを中心に解説していこう。

 VSPは、「VSD(Virtualized Services Directory)」、「VSC(Virtualized Services Controller)」、「VRS(Virtual Routing & Switching)」の3つの要素技術によって、構成される。VSDは仮想トポロジを構成するアプリケーションサーバで、ポリシーに基づき抽象化されたネットワーク構成を定義する。鹿志村氏は、「例えば、営業部と人事部との通信において、『人事部のWebサイトへのアクセスは許可するが、機密情報などにはアクセスさせない』といった抽象化された情報をポリシーとして定義、管理します」と鹿志村氏は説明する。

 定義されたポリシーに基づき、実際にネットワーク制御を行うための具体的な設定内容に変更するものがSDNコントローラーのVSCであり、設定に応じてトラフィックの転送を仮想化ルーティング・スイッチングエンジンのVRSが担う。

 このほか、仮想ゲートウェイ「Nuage Networks 7850 VSG」を活用することで、既存のネットワークに設置されたファイアウォールやスイッチ等の物理アプライアンスも仮想ネットワークに接続させることが可能だ。

 VSPは、VMware vSphereやMicrosoft Hyper-V等、異なるハイパーバイザーが混在する環境でも、それぞれに対応したプラグインやエージェントを用意しているので、マルチハイパーバイザーへの対応が可能だ。さらにパブリッククラウド上にもエージェントを設置することで、オンプレミスのデータセンターと同様に外部のクラウドサービスにも管理を広げられるので、ハイブリッドクラウド環境でもSDN化を実現できる。さらに最新版のVSPでは、コンテナ型アプリケーションへのネットワーキングにも対応可能となっている。

図 VSPを構成するコンポーネントの概要
図 VSPを構成するコンポーネントの概要(クリックで拡大へ)

グローバルで導入が進むSDN
OPEXを50%に削減した事例も

 実際のオペレーションも容易で、鹿志村氏は、VSPの実際の設定画面を交えながらデモンストレーションを実施。「ネットワークの知識を十分に有していない人でもGUI画面によるドラッグ&ドロップを行うだけで、必要なコンポーネントを追加、削除できます。スイッチやルータ等に必要な設定もVSPが自動的に行ってくれます」と鹿志村氏は説明する。

 VSPは金融機関や通信事業者、医療業界など、多くのミッションクリティカルな業務で導入されており、多大な効果を挙げている。例えば、カナダの通信事業者はVSPを採用したSDNの構築により、OPEXを50%削減。さらにサービスを起動するためのレスポンスを改善するとともに、人為的な設定ミスを10分の1にまで減らせたという。

 鹿志村氏は「SDNの有効性、そしてクリティカルなシステムにも利用可能な信頼性は、既に多くの企業によって実証されており、グローバルで大規模導入が進んでいます。このようにSDNは現実的に導入できるレベルに達しているのです」と強調し、講演を締めくくった。

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