NTTコミュニケーションズ、ドイツに9カ所目のデータセンター開設

クラウド&データセンター完全ガイド編集部

 NTTコミュニケーションズは2017年8月31日、ドイツ・ボン市に建設中だった「ドイツ ライン・ルール 1 データセンター」を開設し、サービス提供を始めた。NTTコミュニケーションズは、2017年5月にミュンヘン市内に「ドイツ ミュンヘン 2 データセンター」を開設するなど、ドイツ国内8カ所でデータセンターを運営している。今回のドイツ ライン・ルール 1 データセンターはドイツ国内9カ所目のデータセンターとなる。

図:NTTコミュニケーションズが西ヨーロッパ圏内で運営しているデータセンターの一覧(出典:NTTコミュニケーションズ)クリックで拡大

 ドイツ ライン・ルール 1 データセンターは、ボン市内中心部から自動車で10分ほどの位置にある。ケルン・ボン国際空港からは20分ほどで到着する。地上2階建てで、サーバールームの床面積はおよそ2700m2。1100本ほどのラックを収容できる広さだ。

図:NTTコミュニケーションズが新たに開設した「ドイツ ライン・ルール 1 データセンター」(出典:NTTコミュニケーションズ)

 電源は、それぞれ別々の変電所2カ所から1系統ずつ引き込む。非常用発電機はN+1の冗長構成となっており、120時間は給油することなく連続稼動する。無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply:UPS)は2N冗長構成で、電池による駆動時間は10分。希望があれば、2(N+1)構成にも対応する。

 情報セキュリティに関する世界標準となっている「ISO27001」や、品質管理に関する認証「ISO9001」、エネルギー管理に関する認証「ISO50001」を取得する予定となっているほか、データセンターに関する欧州統一規格「DIN EN 50600 Class 4」に準拠となる予定。データセンター設計規格「TIA942」では2番目に高いレベルである「Rated-3」に相当する。設備メンテナンス時や故障発生時もサーバーやネットワーク機器などに影響しないように冗長性を持たせている。

 世界中でNTTコミュニケーションズが運営しているデータセンターと直接つながっているほか、複数の主要通信事業者の回線をそれぞれ異なる経路から引き込む。それぞれの通信事業者の回線を相互接続する配線や、サーバールームへの配線、ネットワークラックへの配線はすべて二重化している。

 ボンには政府機関が多くNTTコミュニケーションズは、ドイツ ライン・ルール 1 データセンターでは主に政府機関など、高い信頼性を求める顧客にサービスを提供するとしている。

 また、ボンのほか日系企業が多く進出しているデュッセルドルフなど、ライン川沿いの都市と、ドイツ最大の工業地帯であるルール地方を合わせた「ライン・ルール大都市圏」では、今後も旺盛なデータセンター需要が見込めるという。NTTコミュニケーションズは、新設のドイツ ライン・ルール 1 データセンターで需要に応えるともしている。


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