守りの監視から、攻めの監視へ 高品質なサービス提供は『性能監視』から

運用管理にかかるコストが大きい、運用管理を担当する人員が不足している、障害が起こってもすぐに原因の特定や影響分析ができない、運用プロセスが標準化されておらず属人的な管理になっているなど、現在のデータセンターはさまざまな課題を抱えている。背景にあるのは、多岐にわたる監視要件や機能ごとに導入された個別監視ツールの問題であり、全体最適の観点から統一されたデータセンター監視の実現が急務となっている。

監視ツールの乱立にどう立ち向かうか

塚本 浩之 氏 アイビーシー株式会社
コンサルティング部
部長
塚本 浩之 氏

現在のデータセンターの運用現場では、監視対象が非常に多くなっている。その結果として、統一した手法での監視が困難になっているとともに、取得した監視データの活用も困難になっている。背景にあるのは、データセンター内で乱立している個別監視ツールの問題だ。

そうした現状について、アイビーシーでコンサルティング部の部長を務める塚本浩之氏は、“ツール”、“コスト”、“人”の3つの観点から次のように語った。

「多岐にわたる監視要件や機能ごとに監視ツールを導入しており、しかも、その投資においてはイニシャルコストのみが算定され、運用工数(ランニングコスト)が考慮されていません。また、システム担当者ごとの個別対応によって、他の人では対応できない属人化に陥っています」

監視ツールの問題としては、クライアントサイドでバーストが発生していても、バックボーンでは状況が平準化され、規則正しいトラフィックとしか見えないという状態になり、一般的なしきい値監視が無意味になってしまうことが挙げられる。また、クラウド環境に目を向けても、ハイパーバイザーの現状のリソース監視だけでは把握できないボトルネックが発生している。

こうした課題に対して同社は、発展するデータセンター、顧客に選択されるデータセンターになるための監視ソリューションを提案している。「単にツールを入れ替えるだけではなく、本当の意味でデータセンター監視の新たな基盤となりうるマネジメントサービスを提供することが必要だと考えています」と塚本氏は語った。

これまでのトラブル対応から本来あるべき監視運用へ

今後のデータセンターの運用を支えていく監視ソリューションには、どのような要件が求められるのだろうか。塚本氏は、「大規模で複雑なシステムの安定した監視を実現する」「膨大な監視対象から必要な情報を瞬時に把握できる」「予防保守やキャパシティ管理に必要な分析機能を備えている」という3つのポイントを挙げた。

そして、そのコンセプトに沿って同社が提供しているのが「System Answer G2 Datacenter Ware」である。これまで同社が約550社に提供してきたネットワークアプライアンスの導入実績と、年間160件におよぶ分析をベースに、大規模ネットワークシステムに最適化したデータセンター監視ソリューションだ。

「System Answer G2」によるデータセンター監視の例
「System Answer G2」によるデータセンター監視の例

「System Answer G2は、非常に大規模なシステム全体の稼働状況とともに、性能まで容易に把握できる機能を備えています。また、ネットワークの接続構成が複雑化していくなかで、トラフィックの流れを視覚的に把握できるようにする自動トポロジーマップ作成機能なども提供を予定しています」(塚本氏)

また、システム稼働状況の傾向を把握してサイレント障害検知や予防保守対応を実現する学習型の動的しきい値監視や、仮想環境においてホストOSからゲストOSまで一貫して性能監視を行うハイパーバイザー監視といった機能(提供予定)も注目に価する。

最後に塚本氏は、「データセンター監視において、従来のトラブル後の対応といった守りの姿勢から、本来あるべき監視運用として、安定稼働に向けた予防保守ならびにキャパシティ管理の強化という攻めの姿勢に転じていくことが必要」としたうえで次のように語り、講演を締め括った。

「トータルでインフラ提供を行うデータセンターの監視では、自社システムの安定稼働だけではなく、顧客のシステムの安定稼働に向けたマネジメントサービスの提供が求められています。当社は、そのベースとなるSystem Answer G2とともにコンサルティングサービスにも注力しており、データセンター監視ソリューションの企画から設計、導入、運用にいたるライフサイクル全体をサポートします」(塚本氏)

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